中小企業人材課題ハッケン支援事業

離職・休職を防ぐ~安心できる職場と人間関係~

2024.8.28
  • #定着

採用した新人、他部門から異動してきたメンバーが安心して仕事に取り組むことができ、職場に定着していける環境整備は万全ですか?

人の採用が難しく、なかなか人を採用できない。そんな中、ようやく採用できた貴重な新戦力。受け入れる側は、早く職場に馴染んでもらい、成果を出せる存在になって欲しいと期待します。そのためには、新人の視点で仕事を無理なく習得し、職場に定着していけるフォローの仕組みを整備していきましょう。

 

あなたの会社はどうですか?

人の採用が難しい今、ようやく採用した人材の早期定着と戦力化は、職場のテーマとして重要です。新人を受け入れる立場は、新卒であれ、中途採用した人材であれ、早く職場に順応し、即戦力になって欲しいと期待します。時間が経過する中で、「そろそろ、仕事に慣れて、指示なしに自分で判断して仕事を進めてほしい」と期待する受け入れ側の意に反し、職場や業務に馴染めず悩む新人の姿を見ることがあります。不慣れな中でも、本人が業務時間に集中して仕事に取り組めていれば、もう少し慣れるまで待ってみようと思えますが、業務時間中に集中力を欠いている、体調を崩して休みがちになっているケースは要注意です。

人材定着のハードルになるタイミング

特に人材定着に留意すべきタイミングは、その人の仕事環境が変化した時、または仕事上の役割が変わった時です。具体的には、入社、異動、昇格や役割変更、職種や職務の変更が該当します。どのタイミングでも、その人がこれまでに習慣的に行っていた仕事上での理解、判断、行動が、通用しなくなる危機であると言えます。こうした状況下、周囲から、本人に対する確認や注意指導のコミュニケーションが発生することがありますが、これらのコミュニケーションを発信する側と受信する側との認識不一致や感情対立により、メンタルヘルスやハラスメントの問題に発展することがあります。このような状態になる前に、予防の取り組みを行うことが大切です。

人材定着につながる健全な職場づくり

職場の環境づくりを推進する立場、職場の上司、メンバー、3つの立場において、必要な知識を学んでおくことは有効です。公社では、「働く人の心の健康づくり講座」として、各々の立場向けに、必要な知識を学べる講座を開催しています。職場づくりの推進者向けには、「メンタルヘルス推進リーダー養成講座」という枠組みで様々なコースを準備しています。これに加えて、上司の立場でメンバーの育成指導者向けの「ラインケア講座」、メンバー本人向けの「セルフケア講座」を実施しているほか、他社と悩みを共有できる「交流会」も開催いたします。人材が定着する職場づくりを推進するために、これらの講座・交流会へご参加をしてみてはいかがでしょうか?

 

詳細は次のURLよりご確認をいただけます。

▶【働く人の心の健康づくり講座】https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/fukuri/health/kenkodukuri.html

 

中小企業人材課題ハッケン支援事業について:本事業は、東京都の委託を受けて、公益財団法人東京都中小企業振興公社(以下、公社)と公益財団法人東京しごと財団が共同で運営しており、人材確保・育成・定着等、人材に関する課題解決に向けて取り組む際に、最適な支援メニューを活用するための情報を提供いたしますので、ぜひご利用ください。

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