自社で働く「社員の幸せ」を発見できていますか
2024.9.26- #採用
人財採用が難しい今日、企業側が求職者に対し、自社で働くことで得られる「やりがいや喜び」について、具体的でわかりやすく発信していくことが必要です。「仕事に対してやる気を持ち、主体的に働いてくれるいい人」を採用したいと考えるのであれば、オーバースペックではなく自社にマッチする「いい人」が自社を選んで応募してくれるための魅力の発信、伝達が必要です。あなたの会社は、自社で働く「社員の幸せ」を発信するための準備はできていますか?
“自社の魅力”をどう伝えるか?
人員体制や財源に縛られる中小企業の場合、処遇や働く時間の柔軟性、福利厚生など、制度や社員の権利を魅力に、採用活動を有利に進めることには限界があります。また、採用した人がすぐに辞めてしまう職場だと、採用活動にかかる負荷も高止まりします。更にネットで様々な口コミが広がる今の時代、退職していく社員が、自社の風土や環境に対するネガティブなメッセージをSNSなどで発信することも考えられ、採用活動に注力しても計算通りに求職者は集まりません。採用難の環境下、自社で働くことの幸せを語れる「モデル社員」の目線で、求職者に対してリアルなメッセージを伝えていくことが有効です。採用活動に奇策は通じず、会社の目指すところ、社員目線での魅力を具体的に伝えていきましょう。
自社で働くことで得られる「幸せ」とは
社員の目線で、自社で働くことで得られる「幸せ」がリアルに発信できれば、そのメッセージに共感する求職者が応募してくれる期待が持てます。社員が働くことを通じて得られる「幸せ」について、経営層や人事部門は日ごろから関心を持てていますか?働くことを通じて得られる幸せとは、仕事を通じた成長実感、社会やお客様に対する貢献実感、感謝されることで自分の存在価値を感じる機会など、個人の成長や社会との前向きな繋がりになるのではないでしょうか。普段から、経営層や人事、現場の管理職が、現場で働く社員や社員の実務に関心を持ち、社員の目線で幸せを感じられる仕事や環境づくりに関わろうとしていないと、現場からの前向きなメッセージは出てきません。
会社や職場に対する社員の視点を知る
数ある会社の中から、若手社員はどのように就職先を選び、就職先に入った後はどんなことを感じているのか?処遇や制度面での優位性を持つ大企業の事例ではなく、中小企業の他社事例を見てみませんか?東京都中小企業振興公社では、都内の中小企業で働く若手社員3名をパネリストとして招待し、入社から普段の仕事について語ってもらう対面でのワークショップを企画しています。自社の社員に聴くのはちょっと抵抗がある、そうした社員が今は社内にいないなど、社内だけでは気付けないことがあるはずです。処遇や制度だけではない働く社員側の視点、特に若手層の感じ方を知り、自社の職場づくりや採用活動のヒントが得られるのではないでしょうか。
中小企業人的資本経営支援事業 令和6年度第1回ワークショップ
この会社を選んだ理由とは?
エンゲージメントの高い若手社員が語る「入社の決め手」
令和6年10月22日(火)13:00~16:30 対面によるリアル開催
(東京都中小企業振興公社 3階第1会議室)
「令和6年度 第1回ワークショップ この会社を選んだ理由は?エンゲージメントの高い若手が語る「入社の決め手」」
中小企業人材課題ハッケン支援事業について:本事業は、東京都の委託を受けて、公益財団法人東京都中小企業振興公社(以下、公社)と公益財団法人東京しごと財団が共同で運営しており、人材確保・育成・定着等、人材に関する課題解決に向けて取り組む際に、最適な支援メニューを活用するための情報を提供いたしますので、ぜひご利用ください。